VOICE

22/02/14

 

「ありがとう」

 

 

ワンマン大成功。

 

また明日もやりたいぐらいだよ。

 

恥ずかしい姿を見せてしまい申し訳ない。

 

でもね、俺はこれからも

恥ずかしげもなく泣き

恥ずかしげもなく笑い

恥ずかしげもなく歌い

恥ずかしげもなく「夢」を語れる男でいるよ。

 

馬鹿にされても構わない。

そんなの慣れっこだ。

 

走りたいから走る。

創りたいから創る。

 

俺がそうしたいからそうするんだ。

 

人間だから。

 

 

MY BABYを歌っている時、ふと様々な状況、自分の足跡、景色、皆と共に歩んだ日々、現在と未来、皆が窮屈そうにマスクをして制約がある中、しかもこの悪天候なのに会いに来てくれた気持ち、それと同時に会場に来られなかったファンの気持ち、この最高過ぎる空間を全国のファンの皆に味合わせてやりたい!って気持ち。この時代に対するくやしさ。やるせなさ。全国にいてくれるファンのあたたかさ。この最低な条件がすべて整った様な夜にこれだけの皆が会いに来てくれた事実

 

ぐちゃぐちゃになった想いが溢れてしまった。

 

俺たちの魂は分断されつつある中…

ウィルス問題の酷さに日々の暮らしの穏やかな価値観すらも無理矢理変えられ…

親しい人との仲でさえ、この問題により分裂

させられる事もあるだろうし、それぞれの正しさの価値観により大切な人を失ってしまう様な事もそこら中でおきている。

 

なんだよこれ。

愛すらも引き裂かれた人もいるはずだ。

 

このもどかしさ。この苛立ち。そんな中で生きなければいけない自分達。

これからは光は自分で探すんだよ。

信じられるものは自分で探すんだよ。

もう今までよりもさらに

己がどう思うのか、どう生きたいのか

それが、それだけが重要になる時代になる。

そして答えは自分にしかない。

 

すべてがあやふやな中、責任も取らないメディアはその場その場の情報を垂れ流し、その情報はまとまらず、昨日の情報は今日の情報と正反対。そして誰も正解を提示しない。

 

だから各々が無理矢理にでも正解を心に持ち、覚悟して進まなければならない。

それが例え間違いであったとしても。

 

今回LIVEをキャンセルしたファンもいた。

周囲に感染者が出て濃厚接触者になってしまうかもしれないと、感染者ではないのにライブに来れないファン。

 

くやしいね。やっぱりくやしいよ。

 

チケット代を払いますと言ってくれたファンもいる。俺は絶対にそれは受け取らない。気持ちだけでいい。

 

俺はこの時代、こんな生きづらい世の中?うん、いいよ。慣れっこだ。はなっからはじかれてきたし音楽しかないと信じて最初から覚悟をしなければならない人生、自分の意思で進むしかない人生だったから。

 

でもさ、普通はきっと違うはず。おだやかな暮らしを崩されてしまった人も多いはず。

誰のせいでもないのかも知れないこの時代への殺意。そしてファンへの…ファン全員に対する俺の愛情…

 

歌いながら胸の中から感情が溢れ出てしまった。

 

だけどここで大声で言いたい。

 

俺は本当に幸せ者だよ!

 

このご時世、諦めて去りゆくアーティストも多い中、俺、今、夢を新鮮な気持ちで追えている。それがどれだけ凄い事か。どれだけありがたい事か。

 

でもそれは

 

あぁ…ファンが俺を応援してくれているからなんだ…

 

と素直に思ったんだ。

 

今までやってきた新宿SACTのワンマンの中で間違いなく一番心に残る夜だった。

俺の中では昨日の景色、忘れられないと思う。

 

マジで一生忘れない。それぐらい皆が愛おしかった。最高!最高!最高!な夜。

 

演奏?パーフェクト。

イチローとシノ、BLOODの魂を持ち込んでくれた。やっぱりあいつらはすげえバンドマンだよ。出会った時から音楽に対する姿勢が変わらない。リハからバッチリかましてきやがる。これはバンドマンしかありえないのさ。全部自分に取り込んで表現する事に集中する。不器用だからこそ目の前に己を賭けるんだ。

そしてミッキーのピアノは世界一俺の歌に寄り添ってくれるし、ヒロちゃんのドラムは昨日はありえないぐらいスパークしていた。あいつは格闘家。キックボクサーだからROCKマインドがある。それが出たね。

完全にROCKだったね。

 

そして歌いながら

 

鈴木慎一郎はファンも含めてすべてが最高だな!と確信したよ。笑

 

VENUSで完全スイッチ入ったね。笑

 

心から

 

お礼を言いたい。

 

メンバーとスタッフと

 

全国のファンに感謝を!!!!

 

とてつもなくあたたかな、刺激的な夜をありがとう!

 

酒井ミキオ君が嬉しい事を言ってくれた。

 

慎一郎のLIVEは毎回初期衝動がある。

毎回すべてが予定調和ではない。

慎一郎そのものが常にムーブしているからその場のオーディエンスとの関係で毎回奇跡が起きていくと。これこそが音楽なんだよね、ROCKなんだよねと

イチローとシノが素晴らしいとも褒めてくれた。バンドマンの凄さを感じたと。

 

本当に嬉しかった。イチローもシノも俺にとってはかけがえのないやつら。最高のROCKプレイヤーだと思ってきたから。

今回のこの融合は俺の目論み通り大成功だっよ。メンバー皆がいい意味でせめぎ合い、LIVE空間を揺らしていた。

 

あー明日も明後日もワンマンやりてえ!(笑)

 

 

愛してるよ。

 

 

鈴木慎一郎

 

P.S. リハだけど載せるぜ!!